「ハンドルが取られる」や「真っ直ぐ走らない」。
ミニあるあるの1つとして挙げられます。
原因はそれぞれにある事は分かっています。
しかし今回の事例は、原因の核心までには至らず惜敗です。
車体を前後に手で移動させるだけでハンドルが左に切れていく事象です。
エンジンを降ろした状態ですので、エンジンの載った通常の走行状態(1G)とはサスペンションへの加重が違います。よってフロントのアライメントも走行状態とは違いますが、エンジン搭載時の走行時からハンドルが左へ左へ切れてゆく症状は同じです。
①サスペンション(ロアアーム・テンションロッド)の動きの渋さが左右で違いましたので、まずはバラして洗浄・グリースアップ後組み付けます。左右ともフリームーブな滑らかな動きとなりました。
が、原因はここではなさそうです。左にハンドルが切れてゆく現象はそのままです。
②次に、フロント左右輪のキャスター角を出来得る限り合わせ前後に動かしてみます。
何も変化は起こらず、相変わらず左に取られます。
同上。
④リアタイヤをジャッキアップし空中に浮かせ前後に動かしてみます。
すると、ハンドルは左に取られなくなりました。
・・・、と言う事は、リアタイヤが悪戯をしているに違いない!
つまりはこういう事なのか? |
進行方向に対しリアのタイヤが擬似四輪操舵(4WS)状態に陥っているって事? |
⑤では、リアトー角調整(偏心カム式)機能を最大限に活用しリヤの向きを極端に逆に変えてみます。
サブフレームブッシュも終わっていますw |
が、相変わらずハンドルは左に取られてしまいます。(泣w
リアサブフレームに角材を渡し、センターでジャッキアップしているのですが・・・ 左下がりになっています。 |
左リア |
右リア その差25~30mmってところ。 左に燃料タンクがあるから左下がりになるのかな? それともロールケージ取付け時にフロアーが引っ張られてモノコックボディー自体が捩れてしまっているのか? |
もしかして、モノコックボディー進行方向に対しリアサブフレームがアッチ向いてホイになって取り付けられているのか? と、計測してみましたが距離は左右とも同じ・・・。 もしやラジアスアームが曲がっている? それともネガキャンブラケットが曲がってる? そもそもサブフレーム(ラジアスアームピボットシャフト受け側)自体が曲がっているのか? |
う~ん、キリが無いぞ~。(T_T
でも、リアの「何かが」曲がっていて4WSになっている事に間違いはなさそうだけどね。
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